Dying of Cancer

余命を的確に予測、あなたらしく終末期を生き抜く


血圧低下② 最終段階




ガンの末期に
おいては心臓の機能低下と
病状の悪化があまり相関しない。

どういうことかというと、
あと2~3日で
お亡くなりになりそうな状態でも、
血圧は低下して来ない。

悪液質による消耗は
心臓だけで起きているのではなく、
様々な臓器でも生じている。

心臓と言うのは最重要臓器であり、
最後の最後まで機能が保たれる。



心臓のポンプ機能が低下し
血圧が低くなる。

血圧が低くなり上の血圧(収縮期血圧)が
70mmHgを下回るようになると
機能が低下し、生命を維持することができない
最終段階にきていると判断する。

上の血圧が
70mmHgを下回る段階になる
と多くの患者が目を開けて
過ごすことはできなくなっている

つまり意識レベルが下がってきている


血圧が下がる前に意識状態が悪くなる




血圧が下がるまえに、
意識状態が低下する。

つまり血圧が下がっているころは
もう眠っていることが多い。

ギャー苦しい、死ぬー」と 
言いながら絶命する方はいないのである。


緩和ケアの場合、
疼痛はしっかりとっている場合が多いので、
血圧が下がる頃には、
目を閉じて穏やかな顔を
されている場合がほとんどである。

声をかければ
目を開けて返事をしてくれる方もいる。

しかし、すぐに目を閉じて、
眠ってしまう。

徐々に、声をかけても
目を開けなくなってくる。

今までからだのだるさなどの
苦痛を訴えることが多かった患者も
血圧が下がりだすと、
眠気が勝り、
辛さを訴えることはなくなってゆく。

苦しさがなくなり、
苦痛から開放され穏やかに臨終を迎える

幸い緩和ケア病棟では
「ギャー痛い、苦しい。死ぬー。」
といって死ぬ方は1人もいない。
 




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